正しいことが正義なのか?公認会計士の話、ドラマ「監査法人」が面白い

監査法人 DVD-BOX

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公認会計士のお話。ハゲタカに引き続きDVDシリーズ。これも面白かった。ハゲタカのほうがオモロイけど、こっちもおススメ。

主人公の所属している「ジャパン監査法人」には、多少の粉飾は見逃そうとする「ぬるま湯」型と、不正を一切許さない「厳格」型の2つの派で意見が対立する。

主人公の塚本高史は持ち前の正義感で厳格監査を行い、監査する企業の不正を見つけ出しては次々と倒産に追い込む。

粉飾の制裁を受ける企業や社員の心の痛みの中に、自分のやっている仕事が本当に正しいのか自信が持てなくなる。

正しいことが正義なんだろうか?

これは本当に難しい問題。僕は、正しいことは長い目で見たら正義だと割り切ってます。短期的には悲しい。しかし、どこまでドライにすべきは本当に難しい。

監査法人は、上場している企業の監査を行うけど、監査をする企業から依頼される立場。
お金をもらって、その相手を裁くという仕組みがそもそも無理がありすぎる。
厳しくすれば、仕事がなくなり、緩くすれば粉飾決済を見逃したことになる。

なんと、ジレンマだらけの仕組みなんだろう。

それにしても、お金が絡むドラマでは、必ず人が死んでしまいますね。怖い怖い。

踊る大走査線を見て、警察になる人がいるように、こういうドラマを見て、公認会計士を目指す人もいるでしょう。
そう考えると、ウェブ業界のドラマを作って、業界のイメージアップとか考えないとあかん。どこを面白さのツボとするか?やっぱ達成感?

ちなみに、30歳の時に会計事務所に応募して、時給800円で不採用だったのを思い出しました。
キャリアチェンジは難しい。