いかに個人のグローバル化をするか フラット化する世界(上)のレビュー
- 作者: トーマスフリードマン,伏見威蕃
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2008/01/19
- メディア: 単行本
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僕がずっと感じてることがまとまっていた本。おもしろかった。
グローバルに繋がった世界の中で、働き方はどう変わっていくか。
ビジネスモデルは当然
安い場所で作って、高く売れる場所で売る。
ことになる。
機械的に出来る単純作業はコンピュータに置き換えられて、人件費の安い国でも出来る仕事はそちらへ流れる。
日本にいると、頭では分かっていてもリアリティがない。どこかで自分には関係ないと思ってしまう。しかし、確実に雇用は移り変わっていってる。だから、個人レベルで代替不可能なユニークな存在になる必要がある。
「個人のグローバル化」に移行する世界では、「均質化」が進み、みんながフェアになる一方で、もちろん競争は激化する。
この本ではアメリカとインドの関係を例にとって、雇用の移り変わりなどを解説している。
また、世界がフラットしてきた経緯や、そういう社会での心構えを書いた本。
プロジェクト管理に置き換えてみる。
そういう世界で求められるウェブディレクターとしてのスキルとは何か?
パッと思いついたのが、最適な体制作り
社内で体制作る必然性なんてないもんね。グローバルで最適な人を探す力が必要になる。そういうのをやっていかんとあかんなあ。商社が各国から材料を調達するように、人的リソースも同じように。
あとは、品質の担保か。
そしたら、ウェブにおける品質とは何か?
曖昧やねえ。
この前に中国にいって、日本人はすべてのプロジェクトで100点目指すね。って言われたことを思い出した。
ウェブってその時によって重要視することが違う。スピードが命のときとか、コストだったりいろいろ。100点を目指すときは逆にあんまりない気もする。
その時のプライオリティを理解せんとあかん。理解したうえで品質が定義できる。
ウェブにいつでも100点を目指すのは違う気がする。
イノベーションがないといずれ後ろに追いつかれる。この本に書かれていた例を思い出しながら
いかにユニークになるか考えよ
- 自分だけしかできないユニークなバリューを出すこと。
- 個人で出来る活動を行なうこと
- 組織では組織でしかできない活動をすること
それが今後生きるうえで必須